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2023年 7月 4日 太陽の裏に潜む短夜
晴天と共に7月を迎えました。
夏の端緒を日常のあちこちに感じますね。
東進石神井校2年の丹後です。
さて、今回は夏らしい言葉を紹介します。
「短夜」
夏の季語。夏は陽が長くなり、夜が短くなる。
その短さに儚さを重ね可惜しむ言葉。
険しく荘厳な山の頂を望むその先には
更に高く聳え立つ入道雲と広い空が窺えます。
夏はそれ位猛々しく情熱的な印象がありますが
裏には、闇を凝縮した沼の如く深い夜があります。
受験に於ける夏も同じ。
夏は時間がある為、熱量を持って駆ける事で
一気に飛躍する可能性を秘めた大チャンスです。
対して、チャンスは時としてピンチ。
この機会を逃せば、受験はいよいよ秒読みです。
喉から手が出る程時間が欲しいけれど
時間に溢れていた夏はもう帰って来ない。
夏は一瞬で、儚くて、脆いのです。
然し、本格的な夏が来るのはこれから。
つまり、夏を駆け抜けるチャンスは
受験生全員に、平等に与えられています。
足元の険しい岩山を登る為腹を括るか。
端から諦めて平坦な土地を歩くのか。
どちらを選ぶか、貴方次第です。